世界を２分するとしたら、貴方はどうしますか？ 「世界を２つ？ああ、食べたら美味いか、食べたら不味いか。だろ？え、食べれるか食べられないかじゃないかって？ははは、いや悪い。お前を笑ったんじゃなくてなぁ。とりあえず齧り付くから。んで、うまいかまずいか判断してそれが俺にとって価値があるか無いかに分かれるってわけだ。俺に食べられないものなんて無いぜ？あいつだってな、ほんとは丸ごと食いつくしたいだが、つまみ食いも許してくれなくてよ！な、酷いだろ？俺はあいつのことを１０年も食べるどころか舐めることさえお預け状態だ！いったいいつになったら食わせてくれるんだろうな。ほら、やっぱり自分が危ないって思ってるせいでよ、あとちょっと…！ってところになってもやっぱり反撃されちまって…はぁ。なんか腹減ってきた、おーいココ！なんか食べさせてくれ！何もなかったらお前でもいいんだけどゲホっ」 「なかなか難しいことを聞くね。世界はこんなにも広いって言うのに…うーん、そうだね。言うならば「有害」か「無害」か…かな？僕は「有害」だけど君は「無害」だろ？あとはそうだね、君にとって恐らくトリコは「無害」だろうけど、僕にとっては「有害」だし、フグ鯨の毒袋、あれは君にとって「有害」だけど僕には「無害」でね。実は、フグ鯨の毒袋を僕は取り除かなくても良かったんだ。ふふ、そうだよ僕なら毒化したフグ鯨でもおいしく食べられるしね。だけど君たちは毒化しているものを食べたら死んでしまうよね。だけど僕は死なない。ちょっと話がずれたかな？こんな感じで良かったかな。―え、なんでトリコが「有害」かって？…君はなんでだと思う？……トリコはとても危険だよ、あれは僕を僕じゃなくしてしまうからね」 「そんなん、美しいか美しくないかに決まってるし！もちろん俺はビューティー！」 |
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